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先日紹介した泰元食堂の近くにキューブリックという本屋さんがあります。とっても偏った本のそろえ方なんですが、「こんな本があるんだ」って気づかされる、ある意味、お客さんが試されているようなお店です。お金と時間に余裕があるときは、ゆっくり本棚をめぐってお店を出るときには、4、5冊小脇に抱えることになります。
昨日は、「アンビエント・ミュージック1969-2009」という本を買ってしまいました。 たぶん人生で音楽を聴いて衝撃を受けたベスト3は、井上陽水の「冷たい部屋の世界地図」(高校1年生)、バッハの無伴奏バイオリン(大学2年生)、そしてニューヨークパンクのオムニバスアルバム「No New York」(大学5年生)です。 京都の二条河原町に「ZABO」ってジャズ喫茶がありました。「フリージャズ」中心のかなり尖った選曲で、ジャズを解体していくその音楽空間が、高校時代の自分を解体していた私には、とっても居心地よくて週に3日は通ってました。 1970年代後半から先鋭的なミュージシャンのジャズ、パンク、ダブといったジャンルを越えたクロスオーバーが始まり、「ZABO」でかかる音楽も、「ポップ グループ」などもはやジャズとは言えない状況でした。 そんな中で、かかったのが「No New York」でした。最初のバンド「コントーションズ」のジェームス・チャンスのアルトサックスを聴いて、「もう聴くべき音楽はジャズじゃない」って思いました。 この「No New York」をプロデュースしたのが、ブライアン・イーノ。以後彼のプロデュースしたアーティストを追いかけて来ました。「デビッド・ボウイ」「トーキング・ヘッズ」「U2」「コールド・プレイ」 そして彼自身がミュージシャンとして確立した音楽の分野が、「アンビエント ミュージック(環境音楽)」です。 彼の定義によれば、それは「環境の一部、背景になる音楽」です。よかったらyou tubeで「music for airports 1/1」「music for airports 1/2」「Brian Eno Apollo ending」を聴いてみてください。 「アンビエント・ミュージック1969-2009」は、1978年にイーノが発表した「music for airports」を中心に、それ以前とそれ以後をまとめたディスク・ガイドです。私にとっては、意識的に音楽を聴き始めてからの40年を振り返る興味深い一冊でした。 M先生のオーロラ写真の個展に触発されて、いつかオーロラ写真や星景写真を発表したいなぁと思うのですが、そのときは会場にイーノのアンビエント・ミュージックをBGMで流したいなぁと密かに思っています。
by anisakis51
| 2011-08-10 18:02
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