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校内模試の採点が続いてブログの間があきました。すぐに期末考査の作問と採点が始まります。年末までブログのペースはちょっとダウンかな。
今日の話題は、カテゴリを「授業以外のお仕事」にしようかと悩みましたが、こちらにします。 前にお話しましたが、「総合的な学習の時間」の2年生の「課題研究」で今年はN大学の協力で「食育」をテーマにした講座を開講しています。40人の生徒が5名ずつ8班に分かれて「ストレス」「睡眠」「学食」などをテーマに研究しています。プロジェクト名が「16EYES」っていうのですが、担当の大学院生のUさんのセンスがわかりますね。 今日はプロジェクト全体の講義ということで、「地産地消」をテーマにした講義とクッキングの実演でした。 講義のメインは、生産農家グループ「ヴェルデ」の平田さんと秋山さんのお話でした。 秋山さんは本校近くのスーパーの中で野菜・果実を売っていらっしゃるのですが、開店は12時です。なぜかというとその日の朝採れたものを売っているからです。秋山さんは普通収穫から店頭に並ぶまで2日かかる野菜を、その日に店頭に並べたいとがんばってこられた方です。すぐにしなびて黄色くなってしまう葉が、青々したままついている大根やニンジンをみると本当の「地産地消」ということがいかに大変な努力の上に成り立つことなのかがよくわかりました。 平田さんは、大量に均質の野菜や果物を作る弊害を生徒に語ってくださいました。形がそろっているもの、傷や虫食いのないものを消費者が選ぶことが誠実な農家の人たちをどれだけ苦しめているかがよくわかりました。平田さんは、ご自宅で使われている魚粉やぬかなどの有機肥料と多くの農家で使われている無機肥料(硫酸アンモニウム)を持ってこられて、長年の使用で土がどのように変化するかを語ってくださいました。 講義の最後にUさんが、このようなおいしい野菜や果物が口に入るまでには、生産者・流通者・消費者の三者が高い意識を持って連携しなければならないとまとめられました。 そうですね。結局「地産地消」って、作る人、売る人、食べる人の顔がお互いに見えるってことですね。 さあ次は実際にこれらの野菜を使った調理の実演に移りました。 テーマは「短時間でバランスヘルシーcafe朝食に挑戦-同じ食材で多彩なバリエーションを楽々クッキング-」でフランスパンにつめた茸と野菜のミルクチャウダーなどの実技を見せていただきました。 作っていただいたのは、現職の管理栄養士のTさんとクッキングスクールに通うUさんのお二人です。お二人とも食生活改善推進委員です。食生活改善推進委員とは、近隣の健康づくりの世話役として、ボランティア活動を行う方々です。全国に現在23万人いらっしゃいます。みなさんもよかったら、食生活の相談相手になっていただいたらどうでしょう。 (続く)
by anisakis51
| 2005-11-12 22:36
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