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今年の5月の連休に立山にスキーしに行く途中、「赤い帽子・織田廣喜ミュージアム」に寄りました。5月の旅を5回ぐらい連載したいと思います。
4月28日夜は学校の歓送迎会でした。1次会終了と同時に高速道路を一路東に向かいました。広島県の宮島サービスエリアでダウンです。車の後部をフルフラットにして寝袋に潜り込みました。 4月29日、さすがにゴールデンウィーク、大阪あたりから渋滞でした。竜王インターで高速を降り、滋賀県日野市の「ブルーメの丘」に着いたのはちょうどお昼時でした。 美術館は滋賀農業公園「ブルーメの丘」とよばれる施設の一角にあります。「農業公園?何それ?」って感じで行ったのですが、ドイツ風の街並や農家や牧場やお花畑の風景が楽しめる立派な施設で、家族連れで賑わってました。私もまずは腹ごしらえ。手作りのソーセージ、地ビール、牛乳、ソフトクリームと何しに来たのやら。 やさしい曲線のガラス張りの側面が美しいその美術館は、釣り堀になっている池のほとりにありました。 入ってすぐに設計者である安藤忠雄の館長に宛てた手紙がありました。 織田廣喜さんの美術館お引き受けします。 林忠彦さんが書いておられることがとても印象的です。 電気もなく ガスも水道もない 日が暮れたら寝る 自然光で描いた画家の作品は自然光で見てもらうのがいいと思います。 この美術館は日が暮れたら閉める美術館をつくろうと思います。 館内は天井からやさしく自然光が降り注ぐでいました。側面の回廊からも幾筋か自然光が差し込んでいます。 星瑠璃子「小さな美術館への旅」を読んで、織田廣喜という画家のけっして恵まれていたとはいえない故郷での暮らし、「毎日が祈るような一日です」という15年に渡る妻リラさんの介護と作品制作の日々を知りました。 この美術館で絵の中に見つけたものは「祈り」でした。 小さな美術館は、こつこつと作品を集めてきた館長の広瀬さんやその思いに共感した建築家の安藤さんたちの画家への気持ちに満ちていました。
by anisakis51
| 2005-11-28 16:39
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